SESOSc

🧑‍💻 エンジニア向けの記事

2026-07-13|読了 約2分

戻せる決定は、悩む前に決めていい

「1on1を月1回追加してもいいか」を、3週間かけて上に相談していませんか。悩んでいる時間の割に、決めた後にいつでもやめられる決定かもしれません。

ほとんどの決定は、戻せる

決定には二種類あります。試してみて違えば戻せる決定と、一度やったら戻せない決定です。多くの決定は前者なのに、後者と同じ重さで扱われています。面談の頻度を変える、新しい進め方を1ヶ月だけ試す、担当を入れ替えてみる——これらは失敗しても元に戻せます。戻せないのは、人を辞めさせる、大きな契約を結ぶ、一度失った信頼を取り戻そうとする、あたりです。この線引きをするだけで、悩む時間は大きく減ります。

「最適」を探し続けると、決定は終わらない

もう一つの落とし穴は、いつも最適な答えを探そうとすることです。人が一度に処理できる情報には限りがあるので、選択肢を全部比較してから決めようとすると、比較している間に状況そのものが変わってしまいます。要員の選定で全候補を比べてから決めようとして、比べているうちに案件そのものが流れる、というのはよくある話です。先に「これを満たせば良し」という基準を決めておく方が、速いうえに大きく外しません。

組み合わせると、判断の順番が見える

この二つを重ねると、実務での使い方が見えてきます。戻せる決定は、基準を満たした時点でその場で決めていい。戻せない決定は、時間をかけて比較していい。問題は、戻せる決定にまで最適探しの時間をかけてしまうことです。

主任・課長がやること

  1. 決める前に「これは戻せる決定か」を自分に聞く
  2. 戻せるなら、基準を満たした時点でその場で決める
  3. 戻せないなら比較に時間をかけてよい。ただし期限だけは先に切る

判断力の差ではなく、この線引きの有無が、決定の速さを分けています。


自分の決定の速さがどこで詰まっているか整理したい方は3分の自己診断へ。判断の型を増やしたい方はリーダー・マネージャー向けの問題集、トラブル時の判断の型については「まず動かす」派と「まず原因」派、どちらも武器になるも参考になります。