🧑💻 エンジニア向けの記事
2026-07-09|読了 約1分
コミットの単位は「これだけ取り消せるか」で決める
「このコミットだけ取り消したいのに、他の変更まで巻き込まれてしまう」——履歴を後から追う立場になって、初めて気づく不便さです。
基準は行数でもファイル数でもない
コミットの粒度に迷ったら、基準はひとつです。「これだけを取り消せるか」。 バグ修正とリファクタが同じコミットに入っていると、片方だけをrevertできません。逆に、意味のない細切れも、履歴を読む人の負担になるだけです。あとで戻したい単位が、そのままコミットの単位になります。
差分から読み取れないのは「なぜ」
コミットメッセージにいちばん価値のある情報は、「何をしたか」ではありません。何をしたかは差分を見れば分かります。差分から絶対に読み取れないのは「なぜ」です。 半年後にその行を見た人が知りたいのは、変えた理由と、変えなかった選択肢です。
SES常駐で、この習慣が効く理由
常駐先では、半年後にその行を見る人は、たいてい自分ではありません。別の会社から来た誰かが、経緯を知らないまま読みます。「なぜ」を書いておくことは、次の担当者への申し送りを、コミットの形で先に済ませておくことでもあります。これは触った技術を「点」で終わらせず「線」にする記録術と同じ発想で、記録が線になっているほど、後から読む人にとっての価値が上がります。
今日からできること
コミットを分けるとき、「これだけ戻せるか」を一度自分に聞いてみてください。メッセージを書くとき、「何を」ではなく「なぜ」を一行加えてみてください。どちらも数十秒の手間で、半年後の誰かを助けます。
コミットに関わる判断は、エンジニアの型の問題集にまとめてあります。